上の写真は20面体サイコロ、12面体サイコロで暗算力アップ! 

 

算数・数学の主な遭難スポット

 

 算数については、旧アプロ算数学教室HP参照(←クリック)

 

1 :くり上り、くり下がりの計算
2 :九九 なかなか覚えられない、間違えたまま覚える
3 :2桁以上の掛け算
4 :わり算 商の位置があいまい、商の0が立たない、割る数が2けたになるとわからない 


5 :小数  小数点の扱い(特に小数どうしのかけざん、わり算)


6 :分数  約分、異分母の計算(通分)  など

 

1: 正負の数で符号をよく間違える、文字式では数字と文字が混乱し、方程式では移項

(符号が変わること)が しっかりできない など

 

1数学(前半)の遭難そうなんスポットの対策

 

□中学数学になると 符号プラス・マイナスが新しく入り、

 ・正負の数は 足し算と掛け算と符号のつけ方が違う。

・文字式では数字と文字が混乱したり、ここも 足し算と掛け算のやり方が異なる。

 ・方程式では、さらに移項

(符号が変わる)という概念が入るため、

 子供にはルールが多すぎてわかりにくいのです。

 

□こんなにたくさん新しいルールをマスターしておかないといけないのに、

くりあがり・くりさがり、九九が完璧でないと、頭が混乱してお手上げ状態になります。

また、暗算力がないと、これらのルールをスムーズに遂行ができないのです。

20面体サイコロを使って暗算力(右脳)を鍛える!

 

 

□市販の問題集では、上記ルールをまとめて書いていたりしていて理解が難しい

と思いますので、「アプロ数学教室の自作のKK支援プリント」ではルールを

1つずつ絞って作製しました。したがって、小数、分数の計算はほとんど省略し、

基本的な計算パターンだけに絞って反復し理解・定着させることが狙いです。

 

□教室の子供たちを見て来てよく間違う点について箇条書きにしました。これら

の点について注意しながら勉強(指導)します。

 

  途中の式を書かず、いきなり答えを書くが暗算計算(くりあがり、九九など)が間違っている。 

 ⇒途中の式を書く、自信がないときは筆算する。

 

  途中の式は書いているが、問題の式と違っている。特に符号がマイナスであるのに

マイナスが抜けてしまっている。 

 (例)

-5X+2X+3=4X+8   

 5X+2X=4X+8-3  

方程式で移項(+3)に気をとられ符号が変わっている例

です。

⇒しっかり正確に写す。注意するところ(マイナスのついた数字・文字)にアンダーライン

を引いたり、丸をつける。

 

  文字式の割り算ができない

 例)b÷5÷c=bc/5   正解は b/5c

  ÷の次の数、文字は逆数をかけると小6で習いました。

  b÷5÷c=b×1/5×1/c=b/5c という方法が一般的ですが、

 ⇒b÷5÷ の÷の次の数や文字に丸をつけて、丸をつけたものは分数の下(分母)に書

 いて b/5cとする作業をすると間違いが少なくなりました。

 

なお、逆数の計算するときは、5が 5/1(1分の5)であることを理解していないと間違います。

 

  かっこ書きの展開のとき、符号を間違える

 2(X-3)-3(2X-5

=2X-6-6X-15 とする子供が多い。

 -3×2Xは近いので正確にできるが、-3×(-5)は離れているので、3×(-5)と誤認識するので要注意。 

⇒ 2(X-3)-3(2X-5)と 下線や丸をつけて確認しながら計算する。

 

  かけ算の符号がよく間違える 正負の数のみならず、文字式や方程式でも間違ってしまう!

例)(-3)×(-5)=-15?  正解+15  

   (-3)×(-a)=-3a?  

   -3y=6   y=2? 

 ⇒マイナス(-)が1,3(奇数)個のときは、答えはマイナス(-)になる

   マイナス(-)が2,4(偶数)個のときは、答えはプラス(+)になる

   ということをくり返し頭に叩き込む!

 3)×(5)はマイナスが2個だから 15  

 (-3)×aはマイナスが1だから  -a

  3y=6 マイナスが1だから  y=2 

 

 

 <つまずきの学習支援・指導方法>

 

□私(当教室代表)は、支援教育専門士(星槎大学認定)の資格を取得しましたが、もう1つの

特別支援教育士(LD学会等認定)という資格の研修テキスト「特別支援教育の理論と実践 Ⅱ指導

(金剛出版)」がよくまとまっています。

 

①「聞く・話す」の支援・指導方法

(1)「聞く」領域でのつまずき(p.5051参照)

  口頭での指示に戸惑っている・指示がわからない、話し合いや会話に参加しにくい、単語の

中の音を間違って覚えている、雑音があると聞き取りにくい、新しい言葉をなかなか覚えられ

ない、聞いたことをすぐ忘れてしまう、授業中や会話での聞き返しが多い等 である。

  

(2)「話す」領域でのつまずき(p.5154参照)

 LDのつまずき:音韻処理能力が弱いため、単語の中の音を言い間違えている、えっと、

あの、など間投詞が多い、想起できない単語の迂回操作や説明をする等 である。

 ADHDのつまずき:注意欠陥、多動性、衝動性の特徴があるため、話題が転々とする、

思いついたことをすぐ口にする(余計なひと言を言ってしまう)等である。

 高機能自閉症、アスペルガー症候群のつまずき:暗黙の了解がわからなかったり、意味

理解の問題から失敗するため、自分ばかり一方的に話してしまう、敬語など場面に応じた

話し方ができない、質問に答えず違う話題で返す、その場面と異なる話題で話す等である。

 

(3)「聞く・話す」の支援方法(p.5963参照)

学習意欲を支え動機を維持する 

 まず、勉強すること自体が楽しいと思えるような教材を使う。例えば、子どもの具体的

な経験(旅行等)を使い、興味を持っているもの(キャラクターを使用、ゲーム形態に

する等)を使っていくことが有効である。苦手なことばかりを練習させるのは意欲の低下

になり避けるべきである。※当教室自作のゆっくり算数プリントでは、お笑いタレントや

女優、SMAPなどが登場します。

 

「聞く」の配慮事項

イ)  雑音への配慮:廊下側、窓際の席を避ける。前の方に座らせるか、補助的な役割を

する大人がメモを書いて渡す。

 ロ)  教師(親)の話し方の工夫発音を明瞭にするように心がける指示をした後子ども

に復唱させる、指示や説明は具体的な視覚的な手がかりを使いながら行う、注意をひき

つけてから話す。

 

「話す」の配慮事項

イ)  話しやすい環境を作る:5W1Hに沿って話すことを意識させる、モデルになるような

子どもを先に指名して、何をどのように話すかを示す。

 ロ)  子どもの失敗への対応:途中で黙ってしまう・なかなか話し出せない場合は、具体的

な質問をして話を引き出す、子どもの話がまとまらずしゃべりすぎてしまうときは、指導

者が子どもの伝えたい内容を5W1Hに沿って整理してくり返す(SST(ソーシャル・

スキル・トレーニング)指導などで)、順番にあてるときは「パス」もありにする、

発言中にせかせない、発言中に言い直しをさせない。

 

聞く力・話す力を伸ばす課題(具体的な教材・指導)

・小学低学年が意識的に「聞く」ことを練習するには、

  なぞなぞクイズで遊ぶ、かるたで遊ぶ、伝言ゲーム、スリーヒントゲーム(3つの

単語から連想する内容を答える)、しりとり、反対から言わせる、仲間の言葉集め等

のような課題が役立つ。

 

・高学年になると、「聞き取ってメモを書く」練習や、わからないことを(電子)辞書

で調べる練習、電話での対応などを生活に必要なスキルとして練習する。

 

⑤文の構造(文法)の理解(統語の側面へのアプローチ)

・文の構造を教える場合は、文の形をあらかじめ、「( )は( )を(動詞)」、

「( )が( )に( )された」のように見て分かるように示しておく。

 ・文の構造を教えるには、外国語として学ぶ日本語学習の教材(留学生用)が参考になる。

 

 

コミュニケーション能力を育てる ⇒SSTでやる手法ですが、家族でやるのもいいと

思います。

イ)  低学年の場合

 話し合いのルールとして、①手をあげて名前を呼ばれた人が発表できる、②誰かが話し

ている間に割り込まない、③多数決で決まったことは従うなどの約束を教え、そのルール

を意識できるよう掲示しながら、実際に話し合いをして練習する。

 

ロ)  高学年の場合

 ・上記会話での約束事を確認し下記内容を意識して、実際にはロールプレイ等を用いて

練習する。他者から自分がどのように見えているかビデオで確認することが有効である。

 相槌をうちながら聞く、わからないことは質問する、話す時には聞く人を見ながら話す、

今の話題について関係のあることを言う、質問されたことに答える、声の大きさや表情

にも気をつける など

 

ハ)高機能自閉症、アスペルガー症候群の子どもは他者の視点に立つことが難しく、自分

がどう思われているか、人がどう思っているかということがわからないため、会話でも失敗している。

 ⇒さまざまな場面で、どう応答することが適切か、また程度や様子を表わす助詞(そっ

と、しっかり等)や形容詞の意味、気持ちを表わす言葉の語彙を増やしていく努力も、

意味理解の不良からくる誤解を防ぐ手立てになる。    

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★アプロ数学教室では、上記②ロ)については、指導で実践しています。

 

()短い表現(ことば)で指導する。はっきりとした声でゆっくり説明する。

 (2)言葉で伝わらないときは、文字や絵(タイルなど)を書いて説明する。 

(3)文章題がわからないときは、声を出して読ませてみる。絵に描いてみる(図式化)。

何がわかっていて、何がわからないか聞いてみる。問題の数値を簡単化する。

 

(3)④のスリーヒントゲームは、町田市南大谷中学校の特別支援学級の授業

参観でベテランの教師が実践していた手法で、興味深く、これには感心しました。

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 ②「読む・書く」の支援・指導方法 キストp.6572参照

 

読むことのつまずき

 ①一文字一文字を読む際のつまずき

 (例)ひらがなやカタカナが読めない、漢字が読めない。

 ・文字を音に変換すること、聴覚的な処理が苦手

 ・文字構成が複雑な漢字の読みにつまずき⇒視覚的な情報を細部まで正確に把握するのが苦手

 ⇒漢字はパーツの組合せ(ワーキングメモリ強化)のため、ジグゾーパズルは効果的かもしれない。

 

・ひらがな、漢字の双方/一方につまずきがあるか調べる必要あり。

 →ひらがなは表音文字、漢字は表意文字のため、子どもの認知特性を理解できる。

 

②単語を読む際のつまずき

 (例)促音(小さい「っ」)、拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」)を読み間違える。

 ・一文字一文字は正確に読めても、文字の順序を間違えたり文字を抜かして読んだりする。

 ・「きっぷ」、「でんしゃ」は文字と音が一対一対応でないため、音の操作に困難をきたす。

 ・視覚的に正確に文字を追えない、視知覚に弱さがある場合、「かわいい」⇒「わかい」と読む。

 

③音読の際のつまずき

 (例)逐次読み(たどり読み)である、語尾を変えて読むことがある。

 ・逐次読みの子どもは、どこまでをひとつの語のまとまりとして読むのかわからない。

 ・文中の単語や行を読み飛ばしたり、勝手に言い換えたりする。

  ⇒文字を正確に音に変換することが困難、視覚的の弱さにより文字や行を正確に追えない。

 

④読解の際のつまずきへの指導・支援

 (1)    読解を行う上でのストラテジーを伝える 

・子どもに合った指導法略:段落を細かく理解してから主題にせまるか、主題から細かい所の理解

へおろしていくか等。子どもの認知特性を考えながらアプローチしていく。

 ・子どもの理解が深まるような文章に関する「質問」を行う。

 

(2)    外的な要因の調整

 ・文章だけではイメージが湧かない⇒「挿絵」を入れる。

 ・読むこと自体に拒否感をもっている⇒最初は短めの文章を用意、子どもが興味のもてる内容